謹んで新春のお慶びを申し上げます。
寒さ厳しい中晴れ間も見え、
1年のはじまりとして、清々しい1日でした。
月屋の朝ごはんは、お節料理膳。
まずは普段仕舞ってある、お正月用の漆器を出してくるだけで、
ちょっと気分が高揚してきます。
元旦はお煮しめ・数の子・紅白なます・胡桃入り田作り・丹波黒豆煮・千枚漬と
まる餅の入った白味噌のお雑煮です。
白味噌を贅沢に使ってこっくりしたお雑煮は、京都でもハレの日の料理。
ああ、正月の朝やなぁと沁みてきます。
三が日、日替わりでお届けしますので、ご連泊いただけましたら、
全種召し上がっていただけます。
昨年はたくさんの人たちに支えられ、
お世話になったなぁ、どうしたらお返しできるんだろう・・・と、
しみじみ振り返っていると、
晴れ着でご挨拶に来てくれはりました。
お正月らしい空気とともに、
いつもの顔を見られたことで、ほっこりしました。
年末からちょっと気が張っていたのかもしれません。
今年も変わらず、スタッフみんなと過ごせるんやなぁと思うと、
なんだかとても安心しました。
そして貴重なお正月を、
月屋で過ごしてくださるお客様がいらっしゃる。
なんもない平日だって、
365分の1日を、月屋で過ごしてくださるお客様がいらっしゃる。
この競争の激しい京都で、なんとかやらせて頂いているのは、
本当に有難いことですし、
宿と、お客様と、私含むスタッフが綺麗な三角形を描けるよう、
精進したいと思います。
ついこの間開業した様な気がするのですが、月屋ももう4年目に。
皆さま今後とも、よろしくお願い申し上げます。
本年も皆さまのご健康とご多幸をお祈りいたしております。
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女将、上坂涼子