この度の台風に伴う大雨は、
西日本に深い爪痕を残してゆきました・・・。
たかが雨、されど雨。
ぷかぷか浮いている日常が、
突然クルッと転覆してしまうこともあり得るんだということを、
痛感いたしました。
被害に遭われた地域の方々には、心よりお見舞い申し上げます。
簡単なことではありませんが、
1日も早く平穏な日々が訪れますように・・・。
ご宿泊予定のお客様、また常連様より、ご心配のお声を頂戴しましたが、
京都市内は、鴨川も桂川も踏ん張ってくれはったので、
浸水もせず、有り難いことに無事でした。
長く続いた雨もあがり、本日梅雨明けを迎えたそうです。
例年より10日ほど早いですね。
さて7月1日より、1ヶ月間続く祇園祭。
そもそも1100年前(平安時代)、都に蔓延した疫病を鎮めるために始まりました。
この梅雨の時期だからこそ、大流行したんじゃないかと思います。
そんなわけで祇園祭はいつも大雨との戦い。
今年は心配なさそうですね。
毎年6月末に、コンチキチンとお囃子の練習が聞こえてきてくると、
ああもう祇園祭かと、切なくなります。
そしてお花屋さんに檜扇(ひおうぎ)が並びだすと、
さらにちょっぴり切なくなります。
扇に似ていることから、古来より厄除けの植物として扱われているそうです。
ダムや下水が整備され、道が舗装されて、車が走り、雨靴で歩ける現在からは、
想像もつかへんほど、昔の梅雨は過酷やったやろなぁ。
そら神頼みするわなぁ。
明日よりいよいよ鉾立てがはじまります!
7月14日~17日が観光客数のピークとなりますが、
それまではお部屋に空きございますので、
女将・涼子