明治八年創業、京都どころか日本で一番古い歴史をもつ、
職人手作り茶筒の老舗、ご存知「開化堂」。
こちらのカフェが、下京区・河原町七条に一昨年オープンしました。
文化財の洋館造りの建物で、洋館ヲタクにはたまりません。
月屋より徒歩20分、歩いていけないこともない。
中はちょっとモダン。
ランプシェードは、いつも茶筒を作っている職人さんによるものらしい。
ドリッパーに食器、お砂糖入まで皆美しい。
中川ワニ珈琲820円也。
可愛いフォルムのグラスは、
茶筒がモチーフらしく、吹きガラスの作家さんもの。
すべてにおいて、本気と拘りを感じます。
さすが開化堂さん。
洋館らしい素敵な階段を上がると、
2階にちいさなショールーム兼ショップがあります。
銅・真鍮・ブリキの茶筒が、
使うことでどのような色や風合いの変化を遂げるか、
見本も展示されています。
うちにも銅製のものが1つありますが、
いつも触るところほど、色が変わっていくので、どうなるかは使う人次第。
これはブリキ。素朴で格好いい。
開化堂のHPには、
“毎日、全体を手のひらでよくなでてください。時が経つごとに素材特有の光沢と色の変化が楽しめます。部分的に触れると、ムラができてしまうのでご注意ください。”
とあります。
うちの子、めっちゃ可愛がってくださいと言うてはる。
若者のお茶離れで、急須や湯呑みが売れないなんて言われておりますが、
ペットボトルより安くておいしいお茶が、
簡単に飲めるのになんで~?と思ってしまう。
道具を愛でるのもまた、豊かな時間の使い方。
OPEN 10:30–19:00 (L.O.18:30)
CLOSE 木曜日、第一水曜日(夏季休業、年末年始休業有)
TEL : 075-353-5668
御旅宿月屋
女将 涼子