明けましておめでとうございます。
元旦の朝に月屋に向かう途中、歩道橋の上から見た空が本当にきれいで、
新しい年を迎えたんやなぁと思いました。
京都のお正月はほんまに静か。
開いてへんお店も多いし、お正月気分を味わっていただきたいので、
三ヶ日はお節をご用意しております。
元旦は、
お煮しめ、数の子、鰊の昆布巻、酢の物、栗きんとんの茶巾、紅白千枚漬と、
白味噌と丸餅のお雑煮でした。
箸置きは干支のねずみさん。
可愛いけど、12年に一回しか使えへんってどゆこと。
2日は、自家製ローストビーフ、蒲鉾三種、丹波黒豆、紅白なます、たたきごぼう、
紅白千枚漬と白味噌と丸餅のお雑煮。
京都の黒豆は、丹波黒豆。おっきくてほくほくします。
最後の日は、伊達巻、ふきと干し椎茸と高野豆腐の炊いたん、鯛の子煮、ごまめ、
酢の物、栗きんとん、紅白千枚漬と、白味噌と丸餅のお雑煮でした。
ごまめは香ばしい胡桃入り*
お正月にしか出さない器を使い、
お出しする側としても、特別感のある三ヶ日。
新しい年の始まりとして、身が引き締まるような三日間でした。
床の間も、お正月らしく軸を双鶴にしたり、
掛け蓬莱を飾りました。
本年も御旅宿月屋を宜しくお願い申し上げます。
御旅宿月屋
女将 上坂涼子