京都の御旅宿 月屋、bed and breakfast Tsukiya

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    カテゴリー別アーカイブ: 月屋の日常

    重陽の節句

    9月9日は五節句の1つである「重陽の節句」でございました。

    「菊の節句」とも呼ばれ、菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして、

    無病息災や長寿を願うというもの。

    古来より五節句を締めくくる最後の行事として盛んに行われていました。

    *菊酒*

    菊を鑑賞しながら、菊の香りを移した「菊酒」を飲んで邪気を払い無病息災や長寿を願います。

    *菊の着せ綿*

    前夜に、菊の花に真綿を被せておき、翌朝菊の香りと夜露を含んだ真綿で顔や体を拭いて無病息災を祈ります。

    今回の時代設定は、江戸。

    結髪の聖子さんと、フォトグラファーのバッハさんにご協力いただき、月屋で撮影を致しました。

    髪型は私が銀杏返し、あゆみさんが割り鹿の子。

    お揃いの木綿の着物は聖子さんの手縫いです。素晴らしい!

    そしてバッハさんの古写真加工が、本物ぽすぎて・・・!

    【月屋での撮影利用、また日本髪+撮影等々喜んで承っております】

    髪結*菱田聖子さま
    https://bit.ly/3zZcwFL

    撮影*Shiho Bachさま
    https://www.facebook.com/photographybach

    御旅宿月屋 女将
    涼子

    夏がゆく

    今年の夏は本当に雨ばかりで、気がつくと8月も末。

    夏らしいこと、やり残した気がする。

    そんなわけで、月屋で夏の撮影会を催しました。

    日傘、単衣の夏着物、下駄。

    蚊取り線香に団扇。

    そして聖子さんによる、夏の日本髪。

    涼しげな、硝子の櫛や笄、かんざし。

    夏の風情を楽しみました。

    三日月のお部屋は、着物でも洋服でも似合うので、

    写真撮影のご利用でも人気がございます。

    合間に少しだけ動画も撮影したので、1分ほどにまとめてみました。

    目に涼しい動画なので、よろしければご覧くださいませ。

    御旅宿 月屋

    女将 涼子

    鉾が立った。

    7月、京都では今年も祇園祭がはじまりました。

    玄関には厄除けの花、檜扇。

    入り口の敷物も、藤むしろに。

    そして今年は宵山や山鉾巡行こそないけれど、技術継承のため、いくつかの山鉾とお囃子を鑑賞することができました。

    (超時短ですけど!)

    2年ぶりに会えた山鉾たち。感動したなぁ。

    月鉾ちゃんにもご挨拶。

    遅めに見に行ったので、しみだれ豚まんが売り切れてしまい食べられなかったのが心残りですが、代わりに提灯が灯った姿を見られたので、満足です。

    今年の厄除け粽は、月鉾です。

    美しい、粽。一年間、よろしくお願いします。

    御旅宿 月屋 

    女将 涼子

    船底枕でお泊り

    先日、日本髪を結うたお客さまにお泊まりいただきました。

    月屋では、日本髪でもお休み頂けるよう、船底枕のご用意がございます。

    最大2名さままで無料貸出可。天井の低い朔やベッドの三日月では難しいので、弦月か望月のお部屋がおすすめです。

    底に船底のようなアールがついているので、多少の寝返りができ、高枕より楽なのだとか。

    慣れるまで寝苦しいけど、そうして日本髪を保たせることで、2日間楽しめるわけです。1日で解いてしまうのって、やっぱり勿体無いですし。

    そんなちょっと特別な朝は、お部屋食。

    どうぞゆっくりとお召し上がりください。

    食事の後は清水のほうへ、髪のお直しとお買い物にお出かけされました。

    高台寺南のアンティーク着物&和小物店「銀すずめ」さんへ。

    こちらで髪のお直しを。
    和装小物をお持ちになると、お着物購入で着付けもしていただけるとか*

    いつもなら大人気の観光地、清水道周辺ですが、今は…少し寂しいくらい。

    八坂の塔も、二年坂も、写真撮るチャンスです…!

    日本髪で朝ごはんを召し上がるところを、動画に撮らせていただきました。

    まるで昔の様な風情。

    日本髪を結うてみたいなぁと思われたら、素敵な結髪師の先生をご紹介させていただきますので、是非お問い合わせくださいませ*

    御旅宿月屋 女将

    涼子

    端午の節句

    GWも、はや最終日。

    緊急事態宣言下でございましたので、京都はゆるやかな連休となりました。

    月屋のお庭は、ツツジの緑が鮮やかで眩しいほどに。

    きょう、端午の節句といえば粽。

    粽の中身、地方によってちゃうって聞いたけど、京都ではほんのり甘いお団子。

    とってもシンプルやけど、笹の香りが移ってなんやおいしいんです。

    急に暑くなるこの時期、昔は身体を壊す人も多かったようで…

    厄病を祓う為に、菖蒲などの薬草を煎じて飲んだりしたそうです。

    中国から伝わったのが奈良時代とのこと、今も菖蒲湯に入る文化は健在で、なんならiphoneを片手に菖蒲湯に入った方もいらっしゃることでしょう。

    変わるもの、変わらないもの。

    変わると言えば、季節。

    節句はくれぐれも、気を引き締めてまいりましょう。

    皆さまどうぞ、無病息災でありますように。

    御旅宿月屋  女将

    *お花見*

    錺屋の客室に置いていた小ぶりな李朝箪笥を、弦月の縁側に移しました。
    あつらえたかのようにぴったりの幅。

    八重桜の盆栽も見頃となってまいりましたので、箪笥の上に。
    木は小さくとも、花の大きさは同じなんですよね。

    この盆栽の下では流石に狭いので、
    京都駅近くまで行き、鴨川の桜の下でスタッフ花見をしました*

    人が多くなる前にと急いだら、五分咲にもなってなかったけど…
    お外で、みんなで食べるお弁当は美味しいなぁ。

    こういうの、本当に久しぶりだったので、しみじみ思いました。

    春の訪れを、味わいを、喜んで。

    御旅宿月屋
    女将 涼子

    落ち椿

    12月頭に、植えてもろたお庭の馬酔木、

    白くて控えめな花が咲きました。

    見上げると椿。

    つぼんで、咲いて、落ちて、つぎにつぎに。

    椿の見ごろは長い。

    御旅宿月屋

    女将 涼子

    謹賀新春

    *謹んで新春のお慶びを申し上げます*

    御旅宿月屋は年末年始休館をいただいております。

    お客さまにお披露目できず、しかしひっそり佇むお鏡さんをどうぞ見てやってください。

    今年は特に可愛く、上手に出来たんですよ。

    そして休業中ですが、お雑煮の配達だけ密かにやりました。

    成駒家の岡持ち、初出動…!

    出前ごっこ、楽しませていただきました。

    本年も皆さまのご健康と、ご多幸を心よりお祈り申し上げます。

    良い一年となります様に。

    御旅宿月屋

    女将 涼子

    大晦日、そして新しい年へ

    2020年ほど印象的な年はないかもしれませんね。

    非常事態宣言が出て、予約が白紙になり。

    一旦落ち着いて、GoToトラベルキャンペーンが始まってからは、昔に戻った様な日もありました。

    年末年始も例年通り早くからご予約をいただきましたが、キャンペーン停止と自粛要請により、また白紙になりました。

    勝手ながら再予約は承らず、ゆっくりと過ごすことに決めました。

    お節も仕込まない。こんなに静かな年末は、初めてのことです。

    年の瀬には、姉妹店錺屋で餅つきをし、スタッフみんなでお鏡さんや、餅花をつくりました。

    錺屋で迎えるお正月は、これで最後となります。


    それもあって月屋はおやすみし、錺屋と残された時間を過ごしたいなと思いました。

    最後のわがままです。

    ▲閉店の詳細は、錺屋のブログをご覧ください

    お客さまこそいらっしゃいませんが、いつも通りみんなで大掃除をして、

    お正月飾りをして、歳神さまをお迎えする準備をしました。

    新年が、皆さまにとって新しく気持ちのいい年となります様願いを込めて。

    今年は本来ならお目にかかれるはずだったお客さまより、たくさんの応援、励ましのお言葉を頂戴しました。


    普段以上に、お客さまとのつながりを感じ、有り難さも胸に沁みました。
    お会いできたかたも、お会いできなかったかたも、どうぞ良いお年をお迎えください。

    新年は2日より営業再開いたしますので、ご無理のない範囲で、お目にかかれますと幸いです。

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    御旅宿月屋

    女将 上坂涼子

    お庭リニューアル

    先日3日間の休業をいただき、お庭のお手入れに入って頂きました。

    お願いしたのは逹造園さん。こちらがbefore・・・

    苔のための土壌改良で、湯舟くらいの大穴が掘られました。

    月屋の苔は育ちが良うなく、6年間試行錯誤してましたが…ついに終止符が打たれるか…?!

    今まで中央に鎮座していた灯籠は、奥の隅にいかはりました。

    古くなった袖垣も交換。お手製のシュッとした黒竹の袖垣がつきました*

    そして、中央部にこんもりと山が出現。

    馬酔木、躑躅、隠蓑が植えられ、仕上げの杉苔がはられていきます。

    杉苔、リンゴ箱に入ってるんやって。

    優しい話し方のおにいさんたち、苔に触れる手つきも優しい。

    お二人の掛け合いに癒されながら、あっというまの3日間が過ぎました。

    逹造園のお兄さんたち、ほんまにありがとうございました!

    完成したお庭をちらりとご紹介*

    足元には御影石。

    細く、そっと縦の線を出す、隠蓑。

    春になれば馬酔木が花をつけ、躑躅は新芽が出ることでしょう。
    また異なった表情も楽しみです。

    綺麗になった月屋のお庭、ぜひ見にきてやってください。
    おすすめの鑑賞法は畳にごろんです。

    弦月に泊まれば、独り占め…!
    弦月のご予約はこちらから

    御旅宿月屋
    女将 涼子

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