ひと月半ほど前に「南座発祥400年 南座新開場祇園お練り」が開催され、
話題を呼びました。
11月1日に新開場したばかりの京都四條南座で、
「吉例顔見世興行」を観劇してきました*
外壁塗り直しと、瓦の葺き替えで、ぱっと見綺麗になっています。
今回は歌舞伎を見に行ったことがない方にも分かりやすいよう、
お伝えしてまいりますので、ぜひ参考にしてみてください。
開演は16時50分。
南座前は大変賑わっていました。
お弁当とお茶を買って、少し早めの到着がお勧めです。
今回のチケットは二等席B。三階席の前のほう。
お値段は6,000円~27,000円で、例えば三階席の後ろのほうですと、
花道での演技がまったく見えません。その分お安くなります。
あと演目については「予習」をして、あらすじや見どころを頭に入れてからいくか
当日「番付を買う」又は「イヤホンガイドを借りる」事をお勧めします。
番付は詳しい演目の内容と配役、役者の顔写真など、幕間に読んで楽しめますし、
2,000円しますが、記念になります。
イヤホンガイドは、音声での「同時解説」で、
舞台の進行に合わせてあらすじ・配役・衣裳・道具・歌舞伎独特の約束事などを、
タイミングよく、お姉さんが説明してくれます。
お値段700円。
今回の演目は
(1)『義経千本桜』のうちの、「木の実」から「すし屋」
(2) 面かぶり
(3)『弁天娘女男白浪』のうちの、「浜松屋の見世先」から「稲瀬川五人男勢揃い」
(4) 三社祭
面かぶりと三社祭は踊り。
他の2つは、物語の一部抜粋なので、全体の流れを把握しておいたほうが良いです。
幕間が30分、15分、10分とありますので、
一番長い幕間に夕飯を済ませます。何せ5時間近くあるので!
なだ万茶寮でいただくこともできるのですが、ちょっとせわしないかと。
最寄りの高島屋京都店では、各料亭の新開場記念の観劇弁当が販売されていました。
お値段まちまちで、1200円~5000円くらい。
幕間の座席で食べるお弁当って妙に楽しみで、美味しいのでおすすめです。
見ているだけなのに本当に疲れてくるので、お茶とかおやつとか必須だと思います。
お着物着ていらっしゃる方も多く、華やかで優雅なひとときでございました。
生の芸事はやっぱり、いいもんですねぇ。
ちなみに今回の大改修、内部はあまり変わった印象がありませんが、
エレベーターが新設され、椅子の全面リニューアル、
廻り舞台の機能向上や耐震補強など見えないところもかなり改修されたそう。
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ああ、今年もいよいよ残すところ僅か・・・
今年の〆にいかがでしょうか。
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女将 涼子