三日月のお部屋のゲートレックレーブルのお手入れをしました。
まずはやすりをかけて塗装を落として。
漆塗りにするか迷ったのですが、やはりイギリスのアンティークなので、17世紀から使われる伝統的なシェラックニスを使用。
4回塗りしてから、蜜蝋ワックスで仕上げました。
蜜蝋ワックスは和蝋燭を溶かして、荏油と混ぜた手作り。
艶々のうるうるになりました。
常連さんの反応が楽しみ♪
やはりアンティークは当時と同じ手法でリペアしたい。
艶や木目が美しいし、体や環境にもやさしいのだけど、天然塗料なので耐久性が低いらしい。
熱いカップなどを直に置くと輪染みができてしまうのが、
客室の備品としては課題なんですよね。
というわけで、お客様にお気遣いいただくものなんだかなぁと思ったので、
迷った挙句テーブルクロスをかけました。
イギリスのアンティーク手編みレース。
今日は芍薬も満開で、
ドレスみたいにかわいくて癒された…
御旅宿月屋
女将 涼子