毎年28日は、餅つきの日。
今年は総勢9名でもち米四升、お正月用のお鏡さんと小丸もち、餅花をつくりました。
わいわいと大人数でやるのも楽しいもんですね*
たくさんの人の手で作られた餅花は、おそらく効力が強いのではないでしょうか。
さて今年も月屋は、31日・1日・2日とお正月休みをいただきます。
お節を楽しみにしてくださっていた方、月屋で年を越そうと思てくださっていた方には、申し訳なく思います。
お客さまこそいらっしゃいませんが、いつも通りみんなで大掃除をして、お正月飾りをして、歳神さまをお迎えする準備をしました。
そして迎えた大晦日。
海外からのゲストがほとんどでしたが、米粒ひとつ残らずきれいに返ってきた朝食のお膳を片付け、ひとりひとりと丁寧にご挨拶をし、年内最後のゲストを見送りました。
表情や言葉はもちろん、お部屋からも、お皿の上からも、伝わってくるものがございます。
それらを噛みしめ、気持ちよく一年を締めくくることができました。
迎える側と滞在する側は立場は真逆ながら、お互いの文化に敬意をもちながら気持ちよくいられたら、それが続くのが理想だなぁと思いました。
そう言うても、お部屋を片付けてほしいともまた違って…お客様には存分に「お客様」を味わってほしい、ゆるりとした京都の空気の中で、肩の力を抜いて頂けたらと思います。
また今年は6年以上固定だった月屋スタッフ入れ替えの年となりました。
新スタッフはまだ慣れないこともございますが、やさしい目で見守っていただけると嬉しいです。
今年も月屋をご愛顧いただきありがとうございました。
来年も何卒宜しくお願いいたします。
新年が、皆さまにとって気持ちのいい年となります様に。
どうぞよいお年をお迎えください。
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御旅宿月屋 女将
上坂 涼子