9月の連休はお天気も良く、京都も人出が増えました。
今年の中秋の名月は21日。
ふわふわの芒に・・・
軸は月とキリギリス、そして月の高坏。
月見団子はこさえてみたけれど、京都はあいにくの分厚い雲。
8年ぶりの満月の仲秋の名月は、恥ずかしがって出てきませんでした。
残念。
ちなみに前夜には、まんまるではなかったけれど、とっても明るいのが見れました。
秋の月の明るさには、本当に驚かされる。
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御旅宿 月屋 女将
涼子
女将日誌
9月の連休はお天気も良く、京都も人出が増えました。
今年の中秋の名月は21日。
ふわふわの芒に・・・
軸は月とキリギリス、そして月の高坏。
月見団子はこさえてみたけれど、京都はあいにくの分厚い雲。
8年ぶりの満月の仲秋の名月は、恥ずかしがって出てきませんでした。
残念。
ちなみに前夜には、まんまるではなかったけれど、とっても明るいのが見れました。
秋の月の明るさには、本当に驚かされる。
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御旅宿 月屋 女将
涼子
9月9日は五節句の1つである「重陽の節句」でございました。
「菊の節句」とも呼ばれ、菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして、
無病息災や長寿を願うというもの。
古来より五節句を締めくくる最後の行事として盛んに行われていました。
*菊酒*
菊を鑑賞しながら、菊の香りを移した「菊酒」を飲んで邪気を払い無病息災や長寿を願います。
*菊の着せ綿*
前夜に、菊の花に真綿を被せておき、翌朝菊の香りと夜露を含んだ真綿で顔や体を拭いて無病息災を祈ります。
今回の時代設定は、江戸。
結髪の聖子さんと、フォトグラファーのバッハさんにご協力いただき、月屋で撮影を致しました。
髪型は私が銀杏返し、あゆみさんが割り鹿の子。
お揃いの木綿の着物は聖子さんの手縫いです。素晴らしい!
そしてバッハさんの古写真加工が、本物ぽすぎて・・・!
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【月屋での撮影利用、また日本髪+撮影等々喜んで承っております】
髪結*菱田聖子さま
https://bit.ly/3zZcwFL
撮影*Shiho Bachさま
https://www.facebook.com/photographybach
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御旅宿月屋 女将
涼子
7月、京都では今年も祇園祭がはじまりました。
玄関には厄除けの花、檜扇。
入り口の敷物も、藤むしろに。
そして今年は宵山や山鉾巡行こそないけれど、技術継承のため、いくつかの山鉾とお囃子を鑑賞することができました。
(超時短ですけど!)
2年ぶりに会えた山鉾たち。感動したなぁ。
月鉾ちゃんにもご挨拶。
遅めに見に行ったので、しみだれ豚まんが売り切れてしまい食べられなかったのが心残りですが、代わりに提灯が灯った姿を見られたので、満足です。
今年の厄除け粽は、月鉾です。
美しい、粽。一年間、よろしくお願いします。
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御旅宿 月屋
女将 涼子
先日、日本髪を結うたお客さまにお泊まりいただきました。
月屋では、日本髪でもお休み頂けるよう、船底枕のご用意がございます。
最大2名さままで無料貸出可。天井の低い朔やベッドの三日月では難しいので、弦月か望月のお部屋がおすすめです。
底に船底のようなアールがついているので、多少の寝返りができ、高枕より楽なのだとか。
慣れるまで寝苦しいけど、そうして日本髪を保たせることで、2日間楽しめるわけです。1日で解いてしまうのって、やっぱり勿体無いですし。
そんなちょっと特別な朝は、お部屋食。
どうぞゆっくりとお召し上がりください。
食事の後は清水のほうへ、髪のお直しとお買い物にお出かけされました。
高台寺南のアンティーク着物&和小物店「銀すずめ」さんへ。
こちらで髪のお直しを。
和装小物をお持ちになると、お着物購入で着付けもしていただけるとか*
いつもなら大人気の観光地、清水道周辺ですが、今は…少し寂しいくらい。
八坂の塔も、二年坂も、写真撮るチャンスです…!
日本髪で朝ごはんを召し上がるところを、動画に撮らせていただきました。
まるで昔の様な風情。
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日本髪を結うてみたいなぁと思われたら、素敵な結髪師の先生をご紹介させていただきますので、是非お問い合わせくださいませ*
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御旅宿月屋 女将
涼子
GWも、はや最終日。
緊急事態宣言下でございましたので、京都はゆるやかな連休となりました。
月屋のお庭は、ツツジの緑が鮮やかで眩しいほどに。
きょう、端午の節句といえば粽。
粽の中身、地方によってちゃうって聞いたけど、京都ではほんのり甘いお団子。
とってもシンプルやけど、笹の香りが移ってなんやおいしいんです。
急に暑くなるこの時期、昔は身体を壊す人も多かったようで…
厄病を祓う為に、菖蒲などの薬草を煎じて飲んだりしたそうです。
中国から伝わったのが奈良時代とのこと、今も菖蒲湯に入る文化は健在で、なんならiphoneを片手に菖蒲湯に入った方もいらっしゃることでしょう。
変わるもの、変わらないもの。
変わると言えば、季節。
節句はくれぐれも、気を引き締めてまいりましょう。
皆さまどうぞ、無病息災でありますように。
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御旅宿月屋 女将
4月のとある日。
詩仙堂のお隣、八大神社にて、 スタッフ翼さんの結婚式がございました。
お衣装と結髪はもちろん聖子さん。
青もみじと白無垢の上品な白が映え、最上の美しさでございました。
翼さんといえば、錺屋のスタッフとしてそれをきっかけに京都へ来てから早9年。
スタッフであり友達でもあり、お家をシェアして一緒に住んでた時期もあるくらい、たくさんの時間を共有してきた仲間です。
その「お嫁さん」姿には様々な思いが溢れ、目が潤みました。
式のあとは打掛にお色直しし、月屋へ。
貸切でご親族のみの、小ぢんまりとした披露宴が開かれました。
お料理は近所の泉仙さんの仕出しで、お膳を並べた様は古き良き和婚という感じがして、コロナ禍の今こそ大変良いのではないでしょうか。
ちなみにすべて翼さんのセルフプロデュース。お見事。
月屋の立ち上げから手伝ってくれた翼さんがお嫁に行くのを、ここで見送らせてもらえたこと。
とても光栄で、嬉しかったです。
(お嫁に行っても月屋は退職してませんのでご安心を!)
そして何よりお二人、ご親族の皆さま、本当に御目出度うございました!
どうぞ末永くお幸せに…*
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御旅宿月屋
女将 涼子
錺屋の客室に置いていた小ぶりな李朝箪笥を、弦月の縁側に移しました。
あつらえたかのようにぴったりの幅。
八重桜の盆栽も見頃となってまいりましたので、箪笥の上に。
木は小さくとも、花の大きさは同じなんですよね。
この盆栽の下では流石に狭いので、
京都駅近くまで行き、鴨川の桜の下でスタッフ花見をしました*
人が多くなる前にと急いだら、五分咲にもなってなかったけど…
お外で、みんなで食べるお弁当は美味しいなぁ。
こういうの、本当に久しぶりだったので、しみじみ思いました。
春の訪れを、味わいを、喜んで。
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御旅宿月屋
女将 涼子
12月頭に、植えてもろたお庭の馬酔木、
白くて控えめな花が咲きました。
見上げると椿。
つぼんで、咲いて、落ちて、つぎにつぎに。
椿の見ごろは長い。
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御旅宿月屋
女将 涼子