月屋の町家は、大正時代に建ったものだそうです。
明治~大正初めまでよく建築された様式で、
厨子二階(ツシニカイ)のあるつくりとなっております。
ツシとは、2階の天井が低く、いわば中二階。
虫籠窓があるのも特徴です。
京都の路地を散策していると、
背の高い町家と低い町家を見かけるかと思いますが、
背の低い方が古いということが、構えだけ見ても大体分かります。
また京都の町家は、
格子の種類で、職業が分かるとも言われています。
ここ月屋の町家は、親子格子と呼ばれているもので、
親1本に、子2本の、呉服屋格子。
建築された当初は呉服屋さんだったのかもしれません。
面している通りは、新町通り。
隣の室町通りとともに、呉服屋さんの多い通りとして有名です。
新町通りは、20歩ほど南へいくと、銭湯白山湯と、六条商店街があり、
100mほど上がった五条通りにはつくるビル。(錺屋もすぐ近所*)
四条まで上がると、お洒落で美味しいお店がたくさんあります!
道幅は大きくはないけれど、
祇園祭では、最大数7つもの山鉾が建つのもこの新町通り。
ええ通りに建って、残ってくれたものやと思います*
新町暮らし、これからが楽しみです!
錺屋・月屋
女将