今年の祇園祭(前祭)は、宵々々山、宵々山、宵山、山鉾巡行と、
はりきって4日間連続で出かけました。
夜店と歩行者天国は15日・16日のみなので、
ゆえにちょっと人が少なめの宵々々山。
鉾をじっくり見たい方には、13日と14日の夕刻がお勧めです。
宵山の夜を待たずして売り切れた膳處漢ぽっちりの
祇園祭名物「しみだれ豚まん」も、並ばずに買えちゃいます。
祇園祭専用のご朱印帳が各山鉾販売所で売っていて、
最近御朱印集めが流行っているそうですが、
前祭の山鉾の数は23基、人ごみの宵山の夜なんかでは全部みきれない!
★山鉾MAPはこちら
私は3日にわけて見学しました。
浴衣を着てもさらさらしてる、こんな涼しい祇園祭は初体験。
雨にも遭わずようござんした。
こちら我らが月鉾ちゃん。
日の沈む前の姿も可愛いです。
宵々山の早めの時間に、とうとう月鉾ちゃんに上りました!
(ちなみに、ちまき、うちわ、手ぬぐい等を買えば無料で見学可。)
鉾の上は予想以上に狭く、
ぐるっと囲むお囃子隊の男子たちが、
ところせましと座り、こんちきちんを奏でております。
天井の装飾は、このときしか見られない貴重なもの。
鉾の上から望む四条通は人の波、
通り抜ける風がたいそう気持ち良くて。
見学できるのは一瞬ながら、すごい体験でした。
日の沈んだ四条通りはぜひご覧いただきたい瞬間です。
歩行者天国が条件になるので、15日の19時~19時半がお勧めですね。
四条通で西を向いてください。
夜のちょうちんもまた可愛い。
宵山の夜22時をまわると、日和神楽に出会います。
日和神楽とは、各山鉾町から四条のお旅所まで、屋台に太鼓や鉦(かね)を積み、
お囃子を奏でながら、明日の巡行の無事や晴天を願いにお参りに出向くというもの。
こちら偶然出会った月鉾ちゃんの日和神楽。近すぎて全貌不明ですね(笑)
そして願った通り、翌17日の山鉾巡行は雨も止み、
曇り空のなか行われました。
今年も新町通、三条下ルで見学してきました。
(月屋からは地下鉄で2駅、烏丸御池下車徒歩3分)
先頭の長刀鉾がここまで下りてきたのは12時ごろ。
今年のみどころは何といっても長刀鉾、新調された伊藤若冲筆「旭日鳳凰図」の、
綴織の見送(鉾の背面を飾る装飾品)。
美しかったですね~!
そしていよいよ来ました、推し鉾月鉾ちゃん!
なんかもう毎日会いに行ったり、
待ち伏せしたり、挙句乗り込んだり、ストーカーみたいじゃない?私。
新町通りは道幅も狭く、鉾のサイズは本当にぎりぎりで、
屋根に乗った人が、電柱を蹴って鉾にあたらないよう微調整したり、
車輪の下に木を噛ませる役の人が、鉾の向きを微調整したりしながら、
ゆっくり進んできます。
それぞれの役目があって、格好いいの。
目前に来た月鉾ちゃんには、轢かれるかとおもっちゃった♪
そんな距離で動く鉾を体感できる新町通りは素晴らしい。
なんたって、新町通りには月屋もあるからね!
来年の前祭山鉾巡行、ぜひご覧くださいませね*
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月屋女将