朱色朱色の特大茶缶を買いました。
「御銘茶」

月屋の朝ごはんでもお出ししているお番茶。
売ってる袋の大きさにびっくりされるかと思うんですが、めちゃめちゃかさばるお茶なんですよね。
そんなお番茶もたっぷりはいります。

月屋の火袋には天窓があるので、昼間はこうして自然光がはいります。
見上げんと見えへんところですが、町家らしい風景なので是非見上げてみてください。

御旅宿月屋 女将
涼子
女将日誌
朱色朱色の特大茶缶を買いました。
「御銘茶」
月屋の朝ごはんでもお出ししているお番茶。
売ってる袋の大きさにびっくりされるかと思うんですが、めちゃめちゃかさばるお茶なんですよね。
そんなお番茶もたっぷりはいります。
月屋の火袋には天窓があるので、昼間はこうして自然光がはいります。
見上げんと見えへんところですが、町家らしい風景なので是非見上げてみてください。
御旅宿月屋 女将
涼子
昨日は小正月でしたので、あゆみさんお手製の花びら餅、お餅入り小豆粥、だいこ炊きをいただきました。
花びら餅は、京都の雑煮に見立てた新年のお菓子。
白味噌餡と牛蒡をふわふわの求肥で包んでいます。
だいこ炊きは、お揚げさん、こぶ、塩、薄口しょう油のみ。
冬の大根の甘さを感じる滋味深いお味でした。
小豆も、お米も、大根も、どれもゆっくりコトコト炊くものばかり。
その時間も愛おしいし、湯気を浴びることで内外共に潤う気がする。
ちなみに青物は大根葉の一夜漬け。
大根丸ごと余すことなく、元気をいただきました。
無病息災でいられますよう、願いを込めて。
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御旅宿月屋
女将 涼子
昨年は非常事態宣言中につき、自粛したおせち新年会。
2年ぶりに詰めました。蓋をしめることは想定しておりません。
詰め切れなかったおせちたちは大皿に。
今年もスタッフおよび、お世話になった関係者をお招きして。
皆、お年賀や差し入れを持ってきてくれ、
おかげさまでテーブルいっぱいになりました。
お屠蘇をいただいて、今年の抱負を順番に。
こうして新年早々家族のように集まってくれた皆とおせちをつつき、
ゆっくりと、楽しい時間を過ごすことができました。
有り難いなぁ。幸せやなぁ。
今年も一年、頑張れる気がする!
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御旅宿月屋 女将
涼子
*謹んで新春のお慶びを申し上げます*
よう晴れた、ええ元旦でした。
昨年はコロナの影響で年末年始に休業をいただいたので、月屋で過ごすお正月は、2年ぶり。
お正月の月屋では、おせちと白味噌のお雑煮を召し上がっていただきます。
元旦は、お煮しめ、伊達巻、たたき牛蒡、鰊の昆布巻き、数の子入り松前漬け、赤かぶの千枚漬け。
三が日、日替わりでお出ししていきます。
鶴と松のお椀や、鯛型皿など、この一年お正月用にと骨董市で集めてきた器たちをおろしました。
お出しする時には、気分が高揚します。
白味噌のお雑煮が初めてで、それを楽しみにお越し頂いたお客さま。
昨年のお正月、コロナでやむなくキャンセルし、今年こそと再予約してお越し頂いたお客さま。
嬉しいお声ときれいに帰ってくれたお膳が、何より励みとなりました。
二日の朝ごはんは、薄かま三種、ふき炊いたん、胡桃入りごまめ、棒たら煮、鯛の子昆布巻、栗きんとん、千枚漬け。
三日の朝ごはんは、ローストビーフ、高野豆腐炊いたん、紅白なます、金柑煮、黒豆、数の子、千枚漬け。
三泊していただくと、全ての種類をお召しがりいただけます。
大掃除、お正月飾りに、お節の仕込みにとばたばたした年末から、
こうして静かな元旦を迎えるのは毎年恒例で、代え難い清々しさがあります。
旧年中は、大変お世話になりました。
5月に錺屋(という建物)を失って、ぼんやりと過ごしてしまった半年。
スタッフに頼ることも多く、背からでなく、左右から支えられてきました。
本年こそは気を引き締め、月屋、そしてこれからの錺屋共々、前に進め、精進して行きたいと思います。
コロナ禍でなかなか旅行の難しい中、お越しくださったお客様には、本当に感謝しかありません。
おかげさまで無事新年を迎えることが出来ました。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
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御旅宿月屋 女将
上坂 涼子
28日は餅つきでした。
恒例の餅つきなんやけど、いつも錺屋でしていたので、月屋でとり行うのは初めて。
どこでつく?から始まりました。
まるまる、すべすべつやつやな丸もちたち。
まずはお鏡さんと、お正月の朝ごはん用の丸小餅をころころ。
2升目は、引き続き丸小餅と、半分はお昼ご飯にみんなで食べました。
3升目も小餅をころころし、4升目でついに餅花に取りかかりました。
つきたての白いお餅、紅く色付けたお餅を、
白組、紅組に分かれて小さく、小さく柳の枝につけていきます。
今年もとっても可愛く出来ました。
お鏡さんも、餅花もこのままじゅうぶんに乾かして、飾りつけるのは30日に。
今年も餅つき、お疲れさまでした!
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御旅宿月屋
女将 涼子
年末ばたばたするのを見越して、今年の月屋は早め、早めの大掃除。
二日間休業し、スタッフ皆でやりました。
梁の煤落としの前に、台所のもんも、ぜんぶどけて。
水屋の中も空にしてお掃除します。
新年に向け、玄関灯も洗ったり、格子を拭いたり。
物置など見えないところの整理整頓まで。
心も整えてまいります。
お昼休憩の、招福亭の茶そばと、終わった後のお菓子タイムが楽しみな2日間でした。
スタッフのみんな大活躍、本当にありがとう!お疲れさまでした。
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御旅宿月屋 女将
涼子
9月の連休はお天気も良く、京都も人出が増えました。
今年の中秋の名月は21日。
ふわふわの芒に・・・
軸は月とキリギリス、そして月の高坏。
月見団子はこさえてみたけれど、京都はあいにくの分厚い雲。
8年ぶりの満月の仲秋の名月は、恥ずかしがって出てきませんでした。
残念。
ちなみに前夜には、まんまるではなかったけれど、とっても明るいのが見れました。
秋の月の明るさには、本当に驚かされる。
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御旅宿 月屋 女将
涼子
9月9日は五節句の1つである「重陽の節句」でございました。
「菊の節句」とも呼ばれ、菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして、
無病息災や長寿を願うというもの。
古来より五節句を締めくくる最後の行事として盛んに行われていました。
*菊酒*
菊を鑑賞しながら、菊の香りを移した「菊酒」を飲んで邪気を払い無病息災や長寿を願います。
*菊の着せ綿*
前夜に、菊の花に真綿を被せておき、翌朝菊の香りと夜露を含んだ真綿で顔や体を拭いて無病息災を祈ります。
今回の時代設定は、江戸。
結髪の聖子さんと、フォトグラファーのバッハさんにご協力いただき、月屋で撮影を致しました。
髪型は私が銀杏返し、あゆみさんが割り鹿の子。
お揃いの木綿の着物は聖子さんの手縫いです。素晴らしい!
そしてバッハさんの古写真加工が、本物ぽすぎて・・・!
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【月屋での撮影利用、また日本髪+撮影等々喜んで承っております】
髪結*菱田聖子さま
https://bit.ly/3zZcwFL
撮影*Shiho Bachさま
https://www.facebook.com/photographybach
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御旅宿月屋 女将
涼子
7月、京都では今年も祇園祭がはじまりました。
玄関には厄除けの花、檜扇。
入り口の敷物も、藤むしろに。
そして今年は宵山や山鉾巡行こそないけれど、技術継承のため、いくつかの山鉾とお囃子を鑑賞することができました。
(超時短ですけど!)
2年ぶりに会えた山鉾たち。感動したなぁ。
月鉾ちゃんにもご挨拶。
遅めに見に行ったので、しみだれ豚まんが売り切れてしまい食べられなかったのが心残りですが、代わりに提灯が灯った姿を見られたので、満足です。
今年の厄除け粽は、月鉾です。
美しい、粽。一年間、よろしくお願いします。
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御旅宿 月屋
女将 涼子