心の邪気や病、災いを退散し、福を呼ぶ節分。
2月2日・3日は、大小さまざまな社寺で、盛大に行事がとりおこなわれます。
今年は2日に、左京区【須賀神社】へ行ってきました。
こちらは一風変わっていて、鬼ではなく二人組の「懸想文売り(けそうぶみうり)」が、
節分の2日間だけ姿を現します。
こちらの文を誰にも知られず、鏡台や箪笥にそっとしまっておくと、
姿かたちが良くなって、着物が増え、良縁があるそうな*
良縁だけでなく商売繁盛の御利益もあるとのこと!
「おおおおひとつくださいなっ!」
続いて、京都最大級に盛り上がる【吉田神社】へ。
須賀神社からも徒歩15分くらい。
こちらには赤・青・黄・緑の鬼がいらっしゃいました。
境内に並ぶ八百店もの露店で大盛り上がり。
例年約50万人もの参拝者が訪れるというから驚き!
狂言を無料で見せてくれる社寺もあり、お得感はんぱない節分。
京都独特の風情がございますので、ぜひ3か所、4か所と
節分祭めぐりをされることをお勧めします。
そして節分当日。
手をひかれる子鬼の姿が・・・
どうやら視界が狭く、歩くのが不安らしい。
この鬼あんまりこわくなさそう・・・と思ったら!
月屋の中に入ったとたん、荒ぶったーーーー!
豆を投げられたじろぐ子鬼。
鬼「痛い、豆、ここ、当たった。」
ついには子鬼を玄関より追い出し、
「鬼は外、鬼は外」戸をぴしゃり。
「福はうち、福はうち」
鬼「あーーーーん、入れてくれい」
ちょっと鬼も可哀相になってきたので、
みんなで記念撮影をしました。
節分が終われば、立春。
寒波が来ていようとも、暦の上では季節が春へと変わります。
今年も一年、無病息災でありますように!
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女将