3月の中頃からはじめた改修工事。
順調に進めておりますが、せっかくなのでおさらいしたいと思います。
月屋の前は、版画家さんが住居兼アトリエにしていたり、
その後オーダーメイドのテーラーになったりと、
住居として使用されておりました。
ゆえに住みやすいよう、
キッチンなどの水回りは新しく改修されていて、
まずはその新建材を取り払う作業からはじまりました。
男の子を6人集めて、一気にどっかんどっかんやりました!
あっという間に積み上げられる、キッチンやユニットバス、
ベニヤ板や石膏ボード、天井に、昭和っぽい床材。
さようなら、新建材たち。
この建物には伝統的な京町家だということを思い出してもらいます。
ベニヤをはがすと、古い土壁が顔を出しました。
天井をはがすと、町家特有の吹き抜け、火袋があらわに!
大きな梁が見え、町家らしさを取り戻しました。
天井で隠れていたなんてもったいない!
この火袋の役割は、通り庭での炊事の熱気や煙を逃がす空間で、
(昔はおくどさんやったからねぇ*)
火事の際に周囲への延焼を防ぐため、火を閉じ込めるのだとか。
働いたら、みんなでごはん!
現場メシといえば、のカレー。コロッケのっけ。
錺屋・月屋
女将