最近手に入れた、古い蒔絵の汁椀。
蓋の高台が変形で、月のかたちをしています*
まるで夜のような真っ黒の塗りに、金彩で浮かび上がる三日月がとても可愛い。
朝ごはんに月って・・・という感じは致しますが、月屋なのでまぁいいかと。
揃いで状態もよかったし、大事に使いたいなぁ。
夏らしく、冬瓜と湯葉の生姜あんかけは、冷やしてお出ししました。
そしてお豆腐の肉味噌のせ、万願寺とお揚げの炊いたん、酢の物と、フルーツ。
もうひとつ、大きな古い軸を手に入れ、
一番広いお部屋、“望月”の床の間に飾りました。
空間が締まったような気がします。
軸は、骨董市では巻いたまま売っている為そそられず、
しかも季節毎に変えること思たら、敷居が高かったんですが、
ちょっと興味が湧いてきました。
お盆過ぎたら、
えらい涼しくなりましたね。
暑いのは鬱陶しいのに、夏がゆくのは無性に寂しい。
御旅宿月屋 女将
涼子